終身雇用が崩壊していると言っても過言ではない現代では、転職は決して珍しいことではありません。
ただ、転職回数が多いことのメリットやデメリットを把握してプランを立てないと、後に後悔することになります。
まず、転職回数が多いことのメリットは多くの会社を経験しているということです。
それぞれの会社は同業者であっても、経営理念や戦略などが異なります。
上手く進んだことや大失敗に終わったことも含めて、色々な経験をしていると選択肢が広がるのも事実です。
今の会社にはない考え方で活躍してくれると期待されるでしょう。
また、色々な人と一からコミュニケーションを取って関係を構築するという作業の連続ですから、人付き合いも上手になります。
転職回数が多いことのデメリットは、仕事を継続させる精神的または体力的な粘りが欠如していると思われる点です。
一つの仕事をずっと続けることが絶対的に正しい訳ではありませんが、長く在籍した方が立場も偉くなりますし、収入も安定します。
会社としても、例えば採用して半年後などに辞められるとそれまでの時間が無駄に終わってしまいます。
入社後約半年は教育の連続で戦力になりませんし、やっと戦力になった途端に辞められるのは会社としても厳しくなります。
そのため、転職回数が多いという情報だけで不採用にされてしまう可能性もあるでしょう。
やる気や能力は備わっているにも関わらず、なかなか仕事に就けないという状況はストレスや不安が大きくなります。